2020年6月3日水曜日

6月3日 旧長谷川治郎兵衛家の庭園の様子です。
庭のクチナシ(梔子・山梔子)が満開になりました。とても良い匂いを放っています。まだ、蕾がいっぱいありますので、しばらく見頃が続きます。
 
たくさんあるナンテン(南天)も満開です。小さな白い花ですが、開いた中に黄色の雄しべでしょうか、花びらが開ききると目につきます。
 
池の中に無数の小魚が集まるところがあります。水面に見える部分で60匹余りの数でしょうか。色からすればその数倍の集団です。これが、3つの塊で時々水面に顔をだします。
 
 
 
 


 
6月4日 旧長谷川治郎兵衛家のスイレン(睡蓮)の様子です。
純白のスイレンが見頃を迎えました。
 
中日新聞で紹介されましたので、今日はカメラを持った方が、撮影に来られました。
 
今は、昨年より少し大きな花が咲いています。葉と葉の間には、少し小さめの蕾が見られます。
昼の12時ごろになると花は閉じ始めます。午前中に来て頂くのが見頃です。
 
 
6月6日 結婚式の前撮りを旧小津清左衛門家でしてもらいました。
名古屋から来ていただきました。とても素敵なお二人でした。
 
スタッフは、3人。適切な指示が出て、丁寧な仕事ぶりに感心しました。その場の雰囲気に一番合った姿が作られて行きます。
 
私たち、施設の者が改めてこの館の良さに気づかされました。
 
お二人の仕合わせな姿から他のお客さまや道行く周りの人にまで、幸せな気分をお裾分けして頂きました。
ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月7日 原田二郎旧宅のビワ(枇杷)の実が熟しました。
たくさん付けているどの実も黄色くなり、食べ頃のような気がします。
 
数が多い分、少し小ぶりでしょうか。
 
原田旧宅の槙垣の新芽が紫ぽいところがあります。とても不思議に感じました。
 
 
 
 
 
 
 
 
6月9日 旧小津清左衛門家の蹲いがアジザイ(紫陽花)の花を湛えてとても綺麗です。
しばらく、この美しさをみることができます。ぜひお立ち寄りください。
 
若き研究者に来ていただきました。
 
旧小津清左衛門家では、「松阪商人の道楽 -書家 韓天寿-」の企画展をやっています。
 
原田二郎旧宅では、「紀州藩士の文芸」の企画展をやっています。
 
 
 
 
6月12日 旧長谷川治郎兵衛家では、障子(しょうじ)と襖(ふすま)を入れ換えました。
毎年この時期なると、襖や障子を夏仕様にします。
 
風通しが良くなるだけでなく、見た目が涼しげになります。
 
細かい葭簀(よしず)の建具は、見事なできばえです。障子は、細い竹に桟(さん)を通した職人技が随処に見られるものです。
 
 
 
6月16日 旧小津清左衛門家で職員研修を行いました。
本年度、第1回として「小津清左衛門家住宅の概要」ということで復元整備事業について学びました。
講師は、旧小津清左衛門家の復元事業に携わった松阪歴史文化舎の門理事長です。
 
年間計画の春からのイベントや事業を、新型コロナウィルスの拡大防止の自粛の中、凍結、中止、延期をしてきました。
私たちが今できることを模索している中での試みです。
今後、同じ内容で回数を重ねていくことや、新たなミニ研修を考えていくことができればと思っています。
 
実際にものを見ることによって、新たな発見があります。主屋だけでも15項目に及ぶ新解説は驚きの連続でした。
 
 
 
 
 
 
6月16日 この日は、旧小津清左衛門家の庭の剪定をしてもらいました。
朝から庭全体をきれいにしていただきました。
 
昨年もお世話になった野尻造園さんです。
 
今回、お二人に来ていただきました。暑い中、ありがとうございました。
 
 
 
 
6月16日 原田二郎旧宅には、松阪花菖蒲(はなしょうぶ)を展示しています。
 
松阪花菖蒲は江戸時代に、松坂城下の紀州藩士吉井定五郎氏が作ったものです。ノハナショウブを品種改良したそうです。花弁が縮れて垂れ下がる松阪撫子(なでしこ)、松阪菊とともに県指定天然記念物の1つになっています。
 
 松阪三珍花保存会さんより6月14日に持ってきてもらいました。21日(日)まで展示しています。原田旧宅以外にも、9時から午後4時まで ①松阪花菖蒲の発祥地(殿町1249番地)や ②本居宣長記念館 ③歴史民俗資料館 ④松阪市幸公民館で展示しています。
  
  
  
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月18日 亀が旧長谷川治郎兵衛家の離れの庭先で産卵していました。
庭園の池で良く見かけるイシガメです。雨が降る中、穴を掘って産卵を開始しました。
 
雨で人気はなかったのですが、掘った穴に水が入ります。土は軟らかくなってはいますが卵は大丈夫でしょうか。
 
蹲踞(つくばい)の近くの飛び石の際です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月17日 JAFの抽選会を旧長谷川治郎兵衛家の庭園でしました。
1月7日から5月31日まで「まつさかスタンプラリー」をやっていました。松阪肉や松阪の名産品があたります。その抽選会です。
 
新型コロナウィルス感染防止の自粛の時期と開催が重なってしまいました。少し残念でしたが、国道166号線を通じて県外の人が動くことがわかりました。
 
抽選もパソコンでランダムにAIがしてくれます。松阪肉は市内の人が当たりました。
 
松阪市のマスコットキャラクター「ちゃちゃも」来てくれました。平成22年2月生まれです。
世界ブランド「松阪牛」をモチーフに、松阪市の豊かな自然と、その中ではぐくまれる「おいしいお茶」の緑色の女の子です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6月23日 2回目のミニ研修を行いました。
今回も 「小津清左衛門家住宅の概要」ということで前回参加できなかったメンバーが聴講することになりました。講師は、前回に引き続き、松阪歴史文化舎の門理事長です
 
復元前の姿と復元後の姿の概要を図面と写真をみながら目と耳で学びました。
 
その後、実際の復元の痕跡を見つけていくのが、圧巻の現地学習です。一際(ひときわ)記憶に残る体を動かしての学びは、お客様が来館の時の説明に活かされることでしょう。
 
6月25日 旧小津清左衛門家の蹲(つくばい)の紫陽花を新しくしました。
この季節は、何かと蒸し暑い日が続きますが、旧小津家では、とても爽やかな気分になれます。
 
この季節に相応(ふさわ)しい紫陽花(あじさい)の花を用意しています。ちょっとしたスタッフのアイデアとおもてなしです。
 
一際(ひときわ)、苔(こけ)も美しい姿を見せるこの時期に、ぜひ、一度お尋ねください。
 
 
 
6月27日 原田二郎旧宅では、ハンゲショウ(半夏生)の花が盛りです。
 ドクダミ科の多年草です。葉は楕円形で下の方は、やや耳形になります。茎の上の部分に半分白い葉を2~3枚つけ、そのわきから花穂を出します。名前は、半夏生の頃に白い葉をつけるからとも言われます。また、葉の半面が白いのを半分化粧したという意味からとも言われています。(三白草、かたしろぐさ、おしろいかけ、とも言います。)
 
アジサイ(紫陽花)も、この季節にふさわしく見頃を迎えています。
 
 
 
 
6月27日 旧長谷川治郎兵衛家では、近江八幡市から撮影スタッフに来て貰いました。
成人式の前撮りをするということです。一生の思い出をこの施設でぜひお願いしたいとのことでした。
 
たくさんの温かい言葉を掛けながら、心をときほぐしてゆきます。とても、キュートな良い表情の写真がとれました。
 
プロの方の目からこの施設の良い所を学びました。
 
和風を強調したり、柔らかさを印象深く際立たせる方法も見せていただきました。
 
何気ない仕草からその人の人柄をより表現する仕方も教えていただきました。
 
 
 
昼からも撮影がありました。
和風の小道具が、とても被写体をクローズアップします。
 
少し高い所から撮ることによって、顔の表情が一段と引き立ちます。
 
スッタフの綿密な準備とシチュエーション撰びも大切になります。
 
緑を巧みに使いながら、自然な立ち姿を演出します。
 
様々なところを撮影スポットとして、素晴らしい写真を撮ってもらいました。