床の間に「山茶花画」が掛かっています。椿とともに冬を彩る白色のさざんかです。紀州出身の本居大平の門人の紀俊和作と言われています。
おうちの人や茶道協会の大人の人にたくさん来てもらい少し緊張気味でしたが、上手にお手前ができました。
2019年4月から松阪市魚町、本町、殿町で旧長谷川治郎兵衛家と旧小津清左衛門家、原田二郎旧宅を管理・運営しています。
床の間に「山茶花画」が掛かっています。椿とともに冬を彩る白色のさざんかです。紀州出身の本居大平の門人の紀俊和作と言われています。
おうちの人や茶道協会の大人の人にたくさん来てもらい少し緊張気味でしたが、上手にお手前ができました。
今年は、玄関のところのスペース(表座敷次の間)と箱膳を展示していた(大家)という部屋に飾りました。
古典的な花型を基本に現代的なものを取り入れた表現をめざしたものです。清楚な華やかさを演出しています。
旧長谷川治郎兵衛家の注連縄(しめなわ)です。角にコブがある大きなものです。ここには、福が詰まっていると言われています。跳ね上がった角は、海老や兜(かぶと)を表しています。「蘇民将来子孫家門」の護(まも)り札は、しめ縄とともに1年中門口に飾り、無病息災を願う慣わしです。
これは、旧小津清左衛門家のものです。伊勢地方で北は雲出川、南は櫛田川までの松阪地域で飾られる「松阪しめ縄」です。紙垂(しで・かいだれ)は、清廉潔白を示し、神聖な空間をしめします。裏白(うらじろ)は、葉の裏が白いことから清い心、潔白な心を表し、葉の対に広がっていることから夫婦円満を表すそうです。
原田二郎旧宅の松阪しめ縄です。橙(だいだい)は、代々栄えるとう縁起を担いでいます。また、実が熟しても下に落ちないで年を越します。ゆずり葉は、新芽が出てから古い葉が落ちるので新旧相譲るという子孫繁栄を意味します。札付は、「笑門」「蘇民将来子孫家門」「千客万来」などがあります。
朝から黄色と白の餅花と注連縄(しめなわ)を添えました。お正月を迎える準備が整ってきました。
餅の黄色は、旧長谷川家の庭のくしなしの実を取って色を付けたものです。本来は、長谷川家では、粟(あわ)餅で、ほんのりした黄色でした。
これは、旧長谷川治郎兵衛家のものです。これで、3館ともそれぞれの商標と家紋が揃(そろ)いました。松阪もめんそのものの生地を使ったバッチも用意しています。
原田二郎旧宅のバッチは、松阪もめんと原田家の家紋の2種類です。100円で販売しています。
今年は、12月というのに満天星(どうだん)つつじの葉が色づいて残っています。
三重県松阪市飯高町月出にあるのは、大規模な中央構造線の露頭です。2002年(平成14年)12月19日に日本の天然記念物に指定されました。断層はもろい岩石がまわりにできて崩れやすいと教えてもらいました。 この周辺の水はけの良い扇状地に茶畑が多いことを納得しました。写真や図と色別の文字の説明は大変、分かり易く学ぶことができました。