松阪市立歴史民俗資料館の杉山亜沙佳学芸員に「松阪商人殿村家の文芸」のテーマでお話をしてもらいました。殿村家は、江戸初期から江戸に進出した三井家は小津家、長谷川家などともに松阪屈指の豪商の一つでした。本家と3軒の分家と1軒の別家があったとのことです。
木綿問屋や両替店も営み、小津家・長谷川家と交代で紀州藩から御為替組元取(代表)を命じられた家です。
本家を継いだ殿村安守(佐五平・篠斎・三枝園)は、宣長門人で江戸の曲亭馬琴とも交友のあった人です。『犬夷評判記』を刊行しています。異母弟にあたる殿村常久(万蔵・蟹麿・巌軒)は、宣長と春庭の門人で『宇津保物語年立』や『千草の根ざし』を刊行しています。安守の義弟の殿村精吉(櫟亭琴魚・定四郎・守親・鈴留森近)は、馬琴の門人となり『刀筆青砥石文』『小桜姫風月後記』『曲亭翁精著八犬随一』国芳画 琴魚 ・常久賛を著しています。殿村小霞(大西鉄造・殿村佐五平・松岡鉄造・殿村清蔵)は、本家を継いで東京藝術大学絵画科を卒業し、花鳥山水を得意とする画家でした。殿村家が多くの文人と交わったお話もしていただきました。
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