絵本にでてくる蔵に入るのは、初めてという子どもがたくさんいました。
庭園では、少し色付き始めた紅葉や池に来ているカモを見学しました。商売の神様である稲荷神社があったことも記憶に残ってほしいと思いました。
絵本にでてくる蔵に入るのは、初めてという子どもがたくさんいました。
庭園では、少し色付き始めた紅葉や池に来ているカモを見学しました。商売の神様である稲荷神社があったことも記憶に残ってほしいと思いました。
今も松阪に残る三井家が再興したお寺や大切にしていたホオジロの墓碑、菅相寺に寄贈した神牛などの説明を聞いてもらいました。
今も残るお店の引き札、三井家の出した紀州藩の藩札などたくさんの資料を取材してもらいました。
歴史や文化を肌で感じられる所で近代アートの果たす役割を子どもたちに伝えてもらえれば嬉しいと思いました。
片付けが終わり、豪商のまち松阪 観光交流センターの2階でこの2週間の反省会をもちました。その後、最後に作家さんと事務局のみなさんと一緒に写真を撮りました。3館のみですが、4040人の参加がありました。みなさま、本当にお世話になりました。
豊富な写真と資料、具体的な地図等で「三井高利と三井越後屋 -三井家の歴史- 」を講演していただきました。正月風景図の江戸本店と江戸向店の他に江戸芝口店のことは新鮮で後の質問の中でも話題になりました。
三井高利と越後屋創業の流れと近世の三井の事業と店舗についてお話をしていただきました。また、三井の体制整備と次世代への継承や幕末維新期と明治の三井財閥のお話も興味深いものでした。講演後、ご挨拶もさせていただきました。
児玉希望氏(芸術院会員)の「四季図」がありました。因州和紙の熟練者が10人がかりで漉いた楮製の1枚の紙3.65m×2.76m(6畳分)という大判手漉き和紙に描かれています。
紙布も見せていただきました。特にたて糸に絹や綿、麻を用いたものを「絹紙布」「綿紙布」「麻紙布」といい丈夫で洗濯もできるとのことです。
特別室では、奥田元宗氏(文化勲章受賞)「霧雨」を見せていただきました。大変、感銘を受けました。
先には、小津商店の中田社長様、松浦館長、小西副館長の皆様に御挨拶をさせていただきました。ありがとうございました。
松阪出身の豪商三井家は江戸へ進出したとき、享保年間に三囲神社を守護社と定めました。
これは、「みめぐりのコンコンさん」です。享和2(1802)年の奉納。向店は、三井呉服店本店(ほんだな)の向かいにあって木綿を扱っていました。
三越のシンボル、ライオン像もありました。2009年に三越池袋店の像が寄贈されたそうです。
本殿の裏に当たるところに、三井邸から移設されたという珍しい三柱鳥居があります。港区の三井八郎右衛門邸が江戸東京たてもの園に移築される時に屋敷神であった顕名霊社(あきなれいしゃ)等と一緒に移されました。どの方向からも拝めるというものです。
ここには三井家11家の当主夫妻と120柱余りの霊が神として祀られている「顕名霊社」があります。没後100年を経た霊だけが祀られる特別な場所です。御参りをさせていただきました。
高利生誕400年記念事業として松阪の旧小津清左衛門家で展示していた高利とかね像がこちらにきています。それ以外に松阪の三井家の藩札や松阪と日本橋とのつながりのわかるパネル展示がありました。
また、旧長谷川治郎兵衛家の資料も出張しています。これらの資料が、三井高利が松阪で生まれて近世の日本を代表する大商人になったことを示せるものとなることを望みます。