大正座敷の前の坪庭の楓です。
青空でしたので、よく映えました。
春は、きれいな緑でした。
こんなに大きな木にならなくても、葉の色は鮮やかになるのではないでしょうか。
庭園の鳥居の前の紅葉も真っ赤でした。
松の下の満天星(どうだんつつじ)もまだ、葉を落としていません。
ソーシャルディスタンス(フィジカルディスタンス)を充分配慮して、3密をしっかり確保しての講座です。江戸で干鰯(他に〆粕と魚油)問屋を営んだ小津家の6代当主小津久足の『陸奥日記(みちのくにっき)』の魅力に触れていただきました。
「湯浅屋与右衛門」という屋号をもった豪商でした。優れた紀行文を残して、瀧沢馬琴からも高く評価されていました。
全部で13領でした。展示の時に訪れた人には、特別に試着をしていただきました。
御城番屋敷は、国の重要文化財です。松坂城を警護する「松坂御城番」という役職の紀州藩士20人とその家族が住んだ武家屋敷です。現存する江戸時代の長屋形式の建物の中では最大規模のものです。また、「苗秀社」は、明治に上記の方々が資産を永続的に活用するために創った組織です。この写真は、「三領役人衆姓名録」で御城番としての待遇や役宅の建設などが記されています。
「南龍神社扁額」は松坂城本丸跡に創建されました。紀州藩最後の藩主徳川茂承(もちつぐ)揮毫のものです。その左は、帰参が叶(かな)った時に長保寺14世海弁上人が一人ひとりに送ったものです。
本年度、学芸員等が取材・調査をした和歌山の「田辺(たなべ)与力」ゆかりの地です。