新緑の中で静かにしていると安心して、動いてくれます。
庭園では、様々な花が咲き始めました。
黄色も鮮やかです。
津市の「現代の名工」として国から表彰された看板職人の紀平昌伸さんの作品を5点、お借りしました。
「秋日和」や「東京物語」、「秋刀魚の味」等の映画作品を大きく看板にしています。昔に映画を見た人からは「懐かしい」という声やビデオなどで作品を見た若い人からは「迫力がある」と好評です。
この時の様子は、5月3日の夕方のニュース番組で放送されます。前にも触れましたが、旧小津清左衛門家の別家の分家が小津安二郎のお家になります。そのような詳しいことを知りたい方は、ぜひ歴史民俗資料館を訪れてみてください。1階の展示コーナにも築山コレクションの小津安二郎関連の1級の資料が展示されています。
今回は、歴史民俗資料館や本居宣長記念館、本居宣長旧宅、御城番屋敷、旧長谷川治郎兵衛家、旧小津清左衛門家を訪れ、旧参宮街道で買い物体験をするという校外学習です。
旧長谷川治郎兵衛家のミッションは、千両箱を持ち上げるのとカエルを探すということでした。
伊勢商人の歴史や松阪木綿について知ってもらいたかったのですが、ミッションはカエルと千両箱。置物は、4匹です。池には、生きたカエルもいるのですが、これはなかなか難しいですね。先ずは、大蔵の前の庭です。
大正座敷の庭の木陰。親子のカエルです。
これは、分かりにくいかもしれません。離れ座敷の木の下にいます。これも親子です。
庭園の奥の灯籠の下、土台がカエルです。ある班のみ確認してもらいました。絵を描いてメモをしていました。
ゆっくり、時間をかけて回ってもらった班は、新緑の美しい庭を楽しんでもらいました。
旧小津清左衛門家では、江戸時代の暗さを体験したり、昔の生活道具の説明を受けたりしました。お天気が良くて、遠足日和でした。質問や感想がしっかり発表できました。
旧長谷川治郎兵衛家では、綿の実物をみながら丁寧な説明に集中して聞くことができました。
大蔵の展示室に入る時、きちんと靴を揃えることができました。こんな小さなことですが、指導の行き届いた様子が見て取れます。午前中は、なかよし班遊びと昼食を鈴の森公園で終えての日程でした。
展示室の大蔵の大判小判には、大変興味をしめしてくれました。千両箱を持つ体験も多くの子どもたちが挑戦してくれました。
旧長谷川家の広大な庭園の池の鴨(カモ)もたくさんの子どもたちに少し驚いたようでした。
感想の発表も一人一人がメモを見たり、印象深かった根拠に基づいたりの良い発表ができました。
豪商の町観光交流センターの映像も密を避ける配慮で1クラスを二つに分けて見学しました。
映像を見ないグループもセンター内の掲示で学習していました。
三井家ゆかりのポケットパークに二つのクラスが集合し、爽やかな御礼の挨拶を残して学校に帰って行きました。
それぞれの社中さんが、生菓子を準備していただきます。今回は春の蝶が舞っているものでした。ただ、数が限られていますので、生菓子が代わる場合ありますがご了承ください。
本年度、始めてでしたが、お天気も良くたくさんの皆様に参加していただきました。
とても丁寧に、またそれぞれの個人に応じた対応をしていただきましたので、参加のみなさまも喜んでみえました。
旧長谷川家の歴代の当主が裏千家の家元様との深い交流の分かる品々も時々展示させていただきます。今後もどうぞ、よろしくお願いします。