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2021年6月4日金曜日
6月4日 旧小津清左衛門家に小津安二郎のポスターを掲示しました。
旧小津清左衛門家と小津安二郎の関係をよく尋ねられます。その関係が簡単にわかるように表示しました。安二郎の先祖は、小津屋清左衛門紙店に奉公して支配人まで出世し、仕分金500両を貰い退職(1716年)しました。そこで、「別家」という相談役の立場になり小津姓を許され、小津新兵衛保教を名乗りました。
退職後、江戸北新堀の干鰯問屋 湯浅屋に出資、共同経営者となり、後に小網町に店を移し、単独の経営者となります。屋号は、「湯浅屋与右衛門」と称しました。江戸店持ち伊勢(松阪)商人となります。その新兵衛家の「分家」にあたるのが安二郎の家になります。A2版の大きさのパネルにして関係を掲示しました。小津新兵衛家の江戸支配人が安二郎のお父さんでした。安二郎が9歳のとき、教育は父の故郷である松坂(阪)の方が良いということでこちらで過ごすことになったのです。
2021年6月3日木曜日
6月3日 渋沢栄一の 直筆(複製)の色紙(小津史料館 蔵)を旧小津清左衛門家2Fに展示しました。
渋沢栄一(1840~1931)(号:青淵)が小津清左衛門家の経営理念に賛同し、自ら筆をとって『論語 為政編』の一節をしたためたものです。渋沢は、明治・大正期を代表する実業家で「近代日本経済の父」と呼ばれています。東京日本橋の「小津資料館」の松浦館長からお送りしていただきました。
旧長谷川治郎兵衛家では、庭園にクチナシ(山梔子)の花が咲いています。
白いとても良い匂いがしています。
今年は、花の数が少ないような気がします。山梔子(さんしし)とも言われ、生薬の一つです。漢方では、消炎、利尿、止血、鎮静等の目的で処方されます。乾燥果実の粉末は奈良時代から使われ、平安時代には十二単など衣装の染色に使われました。現在でも、天然色素として栗金団をや和菓子、たくあんの色づけに使われています。
2021年5月20日木曜日
2021年5月18日火曜日
5月18日 今日は松阪市立鎌田中学校の1年生に見学にきてもらいました。
総合的な学習の時間を利用して旧長谷川治郎兵衛家や旧小津清左衛門家、御城番屋敷、本居宣長記念館、歴史民俗資料館、文化財センターを巡りました。
5人程のグループで各館を回ります。それぞれのポイントには、先生がの確認のために待機していました。
観光客がほとんどいない中、それぞれの施設には活気が戻りました。入館には体温の確認や消毒やマスクなど感染対策をしっかりやって見学してくれました。
旧長谷川治郎兵衛家では、千両箱を持ち上げることに挑戦したり、広大な庭に関心をもってくれたりしました。これからの学習の興味を刺激することになれば幸いです。
ちょうど、旧長谷川家の白いスイレン(睡蓮)がたくさん、咲きはじめました。
旧小津清左衛門家にも寄ってもらいました。
説明を忘れまいとその場でメモする微笑ましい姿もありました。今後も大いに市内の施設を利用してほしいですね。ちなみに、学習のための利用は免除申請を出すことにより無料で学習に活用してもらえることになっています。現在のところ、市内も市外も全ての小学校・中学校・高等学校の児童や生徒の学習の来館の場合です。
5月9日 綿の種を蒔きました。
今年も旧長谷川治郎兵衛家の畑で綿を育てます。来館の方に木綿の元になる綿と藍を見て貰うために種を蒔きました。直まきでもいいのですが、より確実にするためポットで育て苗を植え替えます。
5月8日 サギが今年も来るようになりました。
旧長谷川治郎兵衛家の庭の高い木にサギがきています。コサギかアオサギか暗いのではっきり見分けができません。時期的には、アオサギのような気もします。単色のようで、大型なのでダイサギであるかもしれません。
夕方、7時過ぎに少し暗くなりかけたころに来ます。夜のねぐらにするのか安心なたくさん繁る木を目指して飛んできます。
より、丁寧にすればそれに答えてくれるので、成長が楽しみです。コロナ禍が収まる頃には綺麗な白い綿ができるでしょう。ぜひ、そのころには来館をお願いします。
2021年5月8日土曜日
5月8日 旧長谷川治郎兵衛家の花を載せます。
旧長谷川治郎兵衛家の離れ座敷では、二週間に1回、松阪伝統文化華道子ども教室をもってもらっています。教室が終わるとその床の間にいつも華道青雅流の二井泉樹家元さんにお花を生けてもらっています。今日の生け花です。
これは、松阪もめん手織り伝承グループ ゆうづる会の松阪もめんの花です。花台は、二井さんにいただきました。一層引き立ちました。
庭園の池に今年初めて咲いた睡蓮の花です。庭園をまわった時に見落としたのをスタッフさんに教えてもらい急いで撮影しました。
昨年に比べると少し小さいかも知れませんが、これから次々に花を開きます。
睡蓮は日中には花を開いて、夜には閉じるということを繰り返すため「日中は起きていて夜は寝ているのだ」ととらえられていました。
そこから、睡眠する蓮、睡蓮と呼ばれるようになりました。蓮の花は泥の中に根を張り、水面に美しく花を咲かせます。そのさまから、「泥の中の蓮」は「汚れた環境の中でも、それに染まらず清く正しく生きるさま」をたとえますが、睡蓮もそんな趣があります。
シャクヤク(芍薬)も咲きはじめました。
シラン(紫蘭)もたくさん咲いています。
黄色いカタバミ(酢漿草、すいものぐさ、こがねぐさとも言います)や、
紅紫色のもの(カタバミ)も盛りです。
これは、内側で普段見えないところに咲いています。ハコネウツギ(箱根空木)です。
このような白い花も見られます。これは、クロウポイズン(偽ニンニク)と言います。これから、様々な花を見ることができます。
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