なんと言っても原田旧宅のアジサイ(紫陽花)は、この季節とても美しいですね。広い庭にいくつもかたまりがあります。
ヤツデ(八つ手)の葉が霧雨を受けてツヤツヤとしています。元気な姿が印象的でした。
センリョウ(千両)の葉の中心に小さな花の蕾が見えます。雨粒が葉の上に乗っています。
この季節のスギゴケ(杉苔)は、とても元気です。水分が空気中にたくさんあって、色も鮮やかです。
今年は、花の数が少ないような気がします。山梔子(さんしし)とも言われ、生薬の一つです。漢方では、消炎、利尿、止血、鎮静等の目的で処方されます。乾燥果実の粉末は奈良時代から使われ、平安時代には十二単など衣装の染色に使われました。現在でも、天然色素として栗金団をや和菓子、たくあんの色づけに使われています。
観光客がほとんどいない中、それぞれの施設には活気が戻りました。入館には体温の確認や消毒やマスクなど感染対策をしっかりやって見学してくれました。
旧長谷川治郎兵衛家では、千両箱を持ち上げることに挑戦したり、広大な庭に関心をもってくれたりしました。これからの学習の興味を刺激することになれば幸いです。
ちょうど、旧長谷川家の白いスイレン(睡蓮)がたくさん、咲きはじめました。
旧小津清左衛門家にも寄ってもらいました。
説明を忘れまいとその場でメモする微笑ましい姿もありました。今後も大いに市内の施設を利用してほしいですね。ちなみに、学習のための利用は免除申請を出すことにより無料で学習に活用してもらえることになっています。現在のところ、市内も市外も全ての小学校・中学校・高等学校の児童や生徒の学習の来館の場合です。