三井越後屋高麗橋店「引き札」には、櫛、簪(かんざし)や白粉などの化粧品、袋や煙草入れの書かれています。「げん銀かけ値なし」の言葉も見られます。
地元「夕刊三重新聞社」さんの取材です。明治時代の引き札(広告)は、現在まで続くお店のカラフルな錦絵もあります。日本最古と言われる国産の長尾オルガンの定価表もあります。
何人かの方が、旧長谷川治郎兵衛家や原田二郎旧宅によっていただきました。原田旧宅では100名近い方に来て貰いました。
こんな看板が、旧長谷川家の曲がり角にはありました。
朝8:00~12:00スタートでゴール受付時間は、9:00~15:00とのこと。
松阪駅のゴールです。
ちょうど、いつも松坂城跡で太極拳をしている地元の3人の方に来ていただきました。インタビューは良いと言うことでしたが、映像はシルエットということで少し暗くなりました。「最近はこんな看板がなくなって、懐かしいです」とのことでした。
松阪をルーツとする偉大な映画監督の姿が、松竹さんに制作してもらった映像には盛りだくさんありました。監督の生の声など貴重なものが沢山あります。
旧長谷川治郎兵衛家(映像)や原田二郎旧宅(パンフレット)も取り上げてもらっています。
旧小津清左衛門家では、撮影場所の提供もしました。
監督の家は、旧小津清左衛門家の別家である小津与右衛門家の分家にあたります。松阪歴史文化舎も協力させていただきました。
展示の一部紹介がしてあります。友人の奥山京都駅長や小学校時代や中学校時代の写真がみえます。
そこでもらえる「オープン記念号」は、とてもよくできた冊子です。
記念館の内部の様子がよくわかります。
少年、青春時代の日記・手紙・絵画や安二郎の言葉、代用教員時代の教え子たちとの資料などがたくさんあることがわかります。 是非、一度記念館へお立ち寄りください。
小津安二郎ゆかりの地マップは、21カ所をあげています。これらを訪ねての旅も一興です。
看板の作者は津市在住の「現代の名工」として表彰されたことのある紀平昌伸氏です。60年以上も映画看板を描き続け、黄綬褒章も受章された方です。
展示期間中に紀平氏による映画看板制作の技法・デッサン講座を開催します。・日時 令和3年5月4日(火・祝)10時~12時 ・場所 原田二郎旧宅 ・募集人数 10名(小学生以上)※先着順。定員になり次第締め切ります。・参加費は、無料です。・申込方法 申込用紙を原田二郎旧宅に持参またはFAXでお送りください。
玄関に入るとこのように小津監督がお迎えする感じになっています。
コロナ禍の時ですので、先ずは市内の方に来て頂き、リニューアルオープンした松阪市立歴史民俗資料館の「小津安二郎松阪記念館」を見学して頂きたいと思います。因(ちな)みに、小津監督は9歳から19歳まで多感な時代を松阪で暮らしました。父親が子どもの教育は自分の故郷の松阪が良いと判断したからです。旧小津清左衛門家との関係もぜひ知っていただきたいと思います。
蒔き方を記入した解説書も同封しています。(無料です。)
旧小津清左衛門家の「商家の広告」(4月7日~7月11日)の商家伝来の看板や引き札等の資料展示の案内です。原田二郎旧宅では、「松阪の偉人 医学博士久留春三」(4月21日~8月15)の企画展示の予定も載せました。
雨と風がないので今年の桜の開花は、長く感じます。原田旧宅にはソメイヨシノの他にヤマザクラ(山桜)があります。こちらは、これからが見頃となります。
地域の方のご協力があってこそ、案内板もよくわかる位置につけることができました。
「この先にどのようなものがあるのか」と矢印があると興味を持ちます。しっかり案内板の効果を感じているところです。
第一小学校の体育館の前のフェンスにも案内板を付けてもらいました。
案内板の次のところの道の分かれた場所に矢印があると嬉しくなりますね。
電信柱にも案内板を付けてもらいました。
コロナ禍の年にかかわらず、この9月から前年より入館者数が多くなっています。他館からの声かけ(紹介)や人とのデスタンスがとれるお城の散策の方がこちらに回ったとしても上記の案内板の設置は大きな要素になっています。松阪市の英断と努力の賜です。