三越劇場は、1927年(昭和2年)日本橋三越本店6階に誕生しました。百貨店の中の劇場として石膏彫刻や大理石、ステントグラスやステンシルの天井、華麗なロココ調の装飾が独自の雰囲気を醸し出しています。今回は、「三井越後屋の発展 -危機と群像- 」をテーマにお話をしていただきました。
Ⅰ.近世の三井 Ⅱ.危機と対応 Ⅲ.創業~確立期の群像 を語っていただきました。三井家の確立までをお復習いして、草創期の親族・同業者集団との対立や幕府の倒壊まで10項目を飽きることなく詳細な知見に基づいた講演でした。創業の一族や発展の担い手の人物像は興味深いものでした。松阪の地でお話をしていただける機会があればと感じたのは私だけではなかったかもしれません。