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2020年12月2日水曜日

12月2日 松阪市立豊田小学校の6年生の草分学級のみなさんに来てもらいました。
先月、社会科副読本の『蒲生氏郷』の出前授業をしてから、別の日に松阪の街を案内しました。松坂城跡にも行ってたくさんの質問や感想を発表してもらいました。今回は、旧長谷川治郎兵衛家でいろいろな体験をしてもらうことになりました。先ずは、機織り体験です。見本を見てから全員が体験しました。

クラスを2班に分けて、抹茶体験もしてもらいました。裏千家と関わりが深い旧長谷川家ですが、それ以上に松阪を開いた蒲生氏郷が千家と深い関係があります。そんなことを学びながら、初めて体験する子どももたくさんいました。

綿の種を取り出す「綿繰り」の作業も喜んで体験してもらいました。

展示室にある千両箱は、多くの子どもが軽々ともってくれました。香道の展示にも興味をもって一番好きな匂いを見つけてくれました。

鴨(カモ)も迎えてくれましたが、広大な庭園に圧倒されている様子が伝わりました。
 
 
 
後日、お手紙をいただきました。その中から一部紹介します。
 
「私は、松坂城や周りを歩いて氏郷のすごさが分かりました。それは、いろんな戦いに勝って、楽市楽座をつくったことです。氏郷がいなかったら、三井高利も活やくしなかったかもしれないからです。 後、旧長谷川家で思ったことは、長谷川家では氏郷を尊敬してたんじゃないかなぁっていうことです。理由は、おやしきが松坂城を見られるように建っていたからです。それくらいキレイだったんだなぁと思いました。一度見てみたいです!!  他に、デザインがキレイな窓とか、かべの江戸黒とか、当時すごく栄えていたことが今回の勉強で分かりました。」(A.K)
 
 
「松坂城に行って最初に思ったことは、石垣がゴツゴツしているのがあって、説明を聞いて氏郷は城を速く作るために氏郷は墓石まで使って作ったなんて知らなくてびっくりしました。  歴史民俗資料館に行って蒲生氏郷のかぶっていた鯰尾の兜を見て、すごく長くて昔にあんなごつい兜をつけていたなんて、すごく重かっただろなと思いました。蒲生氏郷の家系図みたいのを見てみたら、日本で有名な武将たちとつながりがあってびっくりしました。なのに氏郷はなぜ今の日本にあまり知られていないのかなと思いました。  松坂城や長谷川家の事をいっぱい知れてよかったし、もっとみんなに知ってほしいなと思いました。」(K.K)
 
 
「初めに教えてもらった時、松坂城の事や蒲生氏郷のことが分かりやすくて聞きやすかったです。 (中略)松坂城からの景色はすばらしかったです。  長谷川家のお茶体験でお茶の文化がすごいと思いました。氏郷が千利休の次男を預かってお茶が受けつがれていて、氏郷が預かっていなければ次男が死んでいたかも知れません。お茶の文化が無くなっていたかもしれないです。だから氏郷がすごいと思いました。」(A.J)
 
 
 
 
 
 
 
 

2020年11月29日日曜日

11月29日 JR東海の「さわやかウォーキング」がありました。
「伊勢の国松阪 城下町開運めぐり」とのことで紀勢線 松阪駅スタート 約6.4㎞のコースでした。参加者は、864人とのことでした。

原田二郎旧宅はコース上に名前が載っていたので190名ほどの人に来館してもらいました。また旧長谷川治郎兵衛家では前の道路がコースになっていたのでJRの方が道案内をして多くの人に通ってもらいました。

入っていただく方は少なかったのですが、呈茶を楽しんでいただく方もいました。

紅葉が始まった庭園を見ながら、一服味わっていただきました。
 
 
 
 
 
 
 
 
11月28日 クールジャパン・マッチングアワードということでフランスの方に取材をしてもらいました。
クールジャパン・マッチングアワードとは、「日本の魅力を深掘りし、分野や地域、海外との連携で、世界の共感を得た優良な取組を募集、表彰する」という取り組みだそうです。

松阪の様々なところを回ってもらい、旧長谷川治郎兵衛家にも来てもらいました。内閣府の戦略の中で、①クールジャパンとは、世界から「クール(かっこいい)」と捉えられる(その可能性のあるものを含む)日本の「魅力」。②「食」、「アニメ」、「ポップカルチャー」などに限らず、世界の関心の変化を反映して無限に拡大していく可能性を秘め、様々な分野が対象となり得る。としています。③世界の「共感」を得ることを通じ、日本のブランド力を高めるとともに、日本への愛情を有する外国人(日本ファン)を増やすことで、日本のソフトパワーを強化する。一環の取り組みだそうです。

新しい感覚で日本の魅力を発見してもらいました。ウェブでの発信をしてもらうそうです。たくさん写真を撮ってもらいました。
 
 
 
 
 
 
 
 

2020年11月26日木曜日

11月26日 今日は松阪市立大河内小学校の6年生に来てもらいました。
松阪市が取り組んでいる郷土の偉人シリーズの副読本「三井高利」の勉強で旧小津清左衛門家と旧長谷川治郎兵衛家を訪れてもらいました。先ず、展示室の蔵の中の豪商が嗜(たしな)んだ香道を知るということで匂いの体験をしました。

その他の主人が嗜んた茶道や俳句、香道、絵画などの説明をしました。

庭園に行く途中に棉の畑があります。茶色の棉があったり、通常の白い棉があったりして、さわってもらいました。

蒲生氏郷が作った430年前の遺構の背割り排水にも触れ、街づくりについて考えてもらいました。

庭園の一番のスポットで、月見の四阿(あづまや)について説明をしました。
 
 
 
 
 
 
 
 

2020年11月24日火曜日

11月24日 今日は、隣の豪商のまち観光交流センターで消防訓練をしました。
それに参加させてもらいました。初期消火訓練で、発見・通報訓練、避難・誘導訓練等です。

元消防署長の森田さんにも指導と説明をいただきました。2階シアターから出火という想定です。消防本部にも実際に連絡するという訓練でした。

全員が、訓練用の消火器で、初期消火の体験をしました。消火器は噴射する時間がとても短いので、ある程度近づいて確実に消火にあたらないといけません。天井まで届く火の時は、消火器で火を消すことができないそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
11月23日 旧長谷川治郎兵衛家で魚町の山の神の行事がありました。
山の神祭りは、子どもの祭りとして松阪では盛んに行われていました。本居宣長も、宝暦9年(1759)、13年、安永5年、天明5年、寛政5年に当番を勤めました。その頃、子どもは35人~36人だったそうです。

今年は1人ですが、地域の皆様とともに旧長谷川家の庭園で続けています。

隣の「まどゐの館 見庵(けんあん)」では、宇田荻邨(てきそん)の絵を飾りお祭りをしました。荻邨は、魚町に生まれ京都画壇を代表する日本画家として活躍した人です。日本芸術院会員でした。

この「魚一山神社真景図」は魚町1丁目の公有物ですが、「これは長谷川本家から寄進を受けた」と記されています。
 
 
 
 
 
 
 
 

2020年11月22日日曜日

11月22日 松阪市茶道協会のみなさまに日曜日は、呈茶の協力をしてもらっています。
長谷川家や小津家は、裏千家と関係が深い縁もあって旧長谷川治郎兵衛家の大正座敷で抹茶を提供しています。日曜日は、毎週茶道協会のみなさまにお世話になっています。今年は、新型コロナウイルスの関係で、始まりが10月からでした。(松阪の町を開いた蒲生氏郷が千家のお茶の存続を護った縁もあります。)

今年の新規事業の抹茶入門講座も市民や観光客に興味をもってもらっています。また、呈茶の仕事を終えてから和服で館内を歩いて頂く姿も重要文化財の旧長谷川家に相応しく訪れた人から好感をもって受け入れられています。
 
 
 
 
 
 
 
 
昼からは、未生流の家元さんの生け花を玄関に入ったところの部屋に生けてもらいました。
未生流10世家元 未生齊 肥原慶甫様が松阪の未生流の皆様のところに指導に来られたとのことで、その作品を旧長谷川治郎兵衛家に展示してもらいました。

見事な寒桜を生けてもらいました。

こちらは、ドラゴンヤナギとサンゴミヅキ、アンスリウム(赤)、カンガルーポ(黄)です。みなさまのご来館をお待ちしています。