各部屋や二階も見学して、庭の蒲生氏郷の顔ハメパネルも利用してもらいました。
重要文化財の御城番屋敷の前で記念写真。「松阪がこんなにいいところなんて思いませんでした。」という言葉をいただきました。みなさんは本居宣長記念館から、その後鳥羽市へ向かうとのことでした。
観光客がほとんどいない中、それぞれの施設には活気が戻りました。入館には体温の確認や消毒やマスクなど感染対策をしっかりやって見学してくれました。
旧長谷川治郎兵衛家では、千両箱を持ち上げることに挑戦したり、広大な庭に関心をもってくれたりしました。これからの学習の興味を刺激することになれば幸いです。
ちょうど、旧長谷川家の白いスイレン(睡蓮)がたくさん、咲きはじめました。
旧小津清左衛門家にも寄ってもらいました。
説明を忘れまいとその場でメモする微笑ましい姿もありました。今後も大いに市内の施設を利用してほしいですね。ちなみに、学習のための利用は免除申請を出すことにより無料で学習に活用してもらえることになっています。現在のところ、市内も市外も全ての小学校・中学校・高等学校の児童や生徒の学習の来館の場合です。
より、丁寧にすればそれに答えてくれるので、成長が楽しみです。コロナ禍が収まる頃には綺麗な白い綿ができるでしょう。ぜひ、そのころには来館をお願いします。
これは、松阪もめん手織り伝承グループ ゆうづる会の松阪もめんの花です。花台は、二井さんにいただきました。一層引き立ちました。
庭園の池に今年初めて咲いた睡蓮の花です。庭園をまわった時に見落としたのをスタッフさんに教えてもらい急いで撮影しました。
昨年に比べると少し小さいかも知れませんが、これから次々に花を開きます。
睡蓮は日中には花を開いて、夜には閉じるということを繰り返すため「日中は起きていて夜は寝ているのだ」ととらえられていました。
そこから、睡眠する蓮、睡蓮と呼ばれるようになりました。蓮の花は泥の中に根を張り、水面に美しく花を咲かせます。そのさまから、「泥の中の蓮」は「汚れた環境の中でも、それに染まらず清く正しく生きるさま」をたとえますが、睡蓮もそんな趣があります。
シャクヤク(芍薬)も咲きはじめました。
シラン(紫蘭)もたくさん咲いています。
黄色いカタバミ(酢漿草、すいものぐさ、こがねぐさとも言います)や、
紅紫色のもの(カタバミ)も盛りです。
これは、内側で普段見えないところに咲いています。ハコネウツギ(箱根空木)です。
このような白い花も見られます。これは、クロウポイズン(偽ニンニク)と言います。これから、様々な花を見ることができます。
画面が大きくなり、輪郭が出てどの位置に合わせるのかお客様にも簡易になっています。音声がでますので、窓口の方でも確認が容易です。
旧小津清左衛門家では、玄関を入った右に置きました。
窓口の近くになります。アルミスタンドに着いている消毒用のボトルは、従来の物より反応が格段と良くなりましました。手をかざすと空(す)かさず消毒液がでます。
原田二郎旧宅では、入り口を入って窓口を過ぎた所に置きました。
これは、小津安二郎の映画看板絵があって、ショーウインドウのガラスケースが移動していることからくる仮の位置と言っていいかもしれません。 3つの館では、しばらく様子をみて一番適切なところに移動することもあります。配線の関係やお客様の人数や窓口のスタッフが音声で確認しやすいなどいろいろ考慮して一番良いところを考えていきます。
登録プレートは、文化庁から交付されたものです。表面は砲金鋳物(青銅)製で大きさは約21㎝×約30㎝で約4㎏の重さがあります。関係者とマスコミの方の参加がありました。
糀屋太郎兵衛商店店舗兼主屋の内部は、このようになっています。糀は、健康や美容に大変効果があるとのことです。現在昔のやり方で糀を販売しているのは、松阪市内でここだけになったそうです。
安政2年に建てられた蔵と明治26年の大火後の店舗兼主屋がありますが、横澤利昌編著『老舗企業の研究』(改訂新版)生産性出版の中で後藤俊夫氏は「老舗企業設立年表」で創業年を1405年としています。今回の登録により、松阪市内の登録有形文化財(建造物)は34件になりました。
原田二郎が好きであった相撲の甚句や伊勢音頭の披露がありました。相撲甚句は花相撲や巡業の余興で歌われますが、地方場所では土地の観光名所を織り込んだ新作が多く披露されるといいます。今回「松阪のまつり百選」松阪の華という甚句もありました。伊勢音頭も「鈴振り音頭」という松阪の名所を入れたものや正調伊勢音頭を聞かせていただきました。
津市の「現代の名工」として国から表彰された看板職人の紀平昌伸さんの作品を5点、お借りしました。
「秋日和」や「東京物語」、「秋刀魚の味」等の映画作品を大きく看板にしています。昔に映画を見た人からは「懐かしい」という声やビデオなどで作品を見た若い人からは「迫力がある」と好評です。
この時の様子は、5月3日の夕方のニュース番組で放送されます。前にも触れましたが、旧小津清左衛門家の別家の分家が小津安二郎のお家になります。そのような詳しいことを知りたい方は、ぜひ歴史民俗資料館を訪れてみてください。1階の展示コーナにも築山コレクションの小津安二郎関連の1級の資料が展示されています。