豪商のまち松阪 観光交流センターヘ9時に到着。8時に学校を出て、なんと1時間をかけて約9㎞を走破したのです。広い、田んぼのあるところや松阪で一番広い櫛田川を横切り、冷たい朝の風もものともせず軽快にペダルをこいで子どもたちは溌剌と松阪の歴史と文化のビデオ視聴の後、寄ってくれました。
普段 使い慣れているタブレットを巧みに操り、旧長谷川家の庭の景色を撮影していきました。コロナ禍に配慮して小人数のグループ活動です。
子どもたちが千両箱を持ち上げる姿をさりげなく撮影する担任の後ろ姿も卒業を迎える子どもたちへの思いやりに感じました。
古い歴史よりも関心をもってくれたのは、庭園の池の中の水生生物でした。水槽で生まれたザリガニの赤ちゃんをめざとく見つけた子どもに友だちも寄っていきました。
自転車を交流センターの横に置いて、三井高利の生まれたところや本居宣長記念館、御城番屋敷を見学したようです。お昼を鈴の森公園で食べるとのことでした。この学年は、2年間コロナ禍で学校行事が随分制約されました。そこで最後の卒業行事をぜひ実現したいと随分考えてこのような行事を設定したのだと思います。安全を考慮して子どもと一緒に自転車で伴走した担任の先生、校長先生に拍手を送りたい気持ちになりました。大変な距離を自転車で来られたことに敬意を表します。この距離をまた、子どもといっしょに帰りも走って頂く事に頭のさがる思いです。子どもたちには、最高の思い出になったことでしょう。