前日から展示ケースの中に入ったり、先の展示を外したりと4人がかりで作業に入りました。企画やキャプション制作を入れるともっと時間を掛けています。
秋の特別企画展「小津家の信仰と年中行事」です。歴代の当主は神仏への信仰心がとても篤く日ごろから功徳を積んで祖先や神仏を敬い、家内安全と商売繁盛を願っていました。華やかな纏(まとい)や幟(のぼり)も用意しました。
左の掛け軸は、「十六善神図」。般若会の本尊として祀られ、津の龍津寺大和尚から小津家11代長柱に送られたものです。右のものは、「仏頂尊神呪」で仏の最高の功徳を象徴します。9代当主長澄(ながすみ)の妻、久満(くま)が大切にしたものです。