11月1日 旧小津清左衛門家で東京(日本橋)の小津紙店の商品を置きました。
新しい商品ケースに小津紙店の松阪もめん柄のおりがみや松阪もめん柄の朱印帖(ちょう)、メモ用紙など10種類ほどを用意しました。
東都大伝馬町繁栄の図のクリヤファイルは、その時代の松阪商人のお店と名前がわかります。また、江戸時代の日本橋の地図は松阪の商人が何処にお店を出していたのかを確認することができます。
旧小津清左衛門家(松阪商人の館)の正面の玄関の入った所に新しいシックなケースに並べました。
ぜひ、お求めいただければ幸いです。
11月3日 松阪では「氏郷まつり」があり、氏郷市民大茶会を蒲生氏郷公顕彰会と松阪茶道協会と一緒に開催しました。
旧長谷川治郎兵衛家の入館者は、1082名でした。いつもよりたくさんの方に来館してもらいました。
裏千家のお茶も347名の方に味わっていただきました。
旧小津清左衛門家では、750名の入館者がありました。こちらもいつもより多くの方に来ていただきました。
表千家の皆様にお世話になり340名の方に抹茶を出していただきました。
ポケットパーク(松阪三井家の跡地の三越のライオン像のある所)では、子ども茶会が行われました。こちらは、304服の抹茶を用意してもらいました。
合計すると991服のお茶を味わっていただいたことになります。
お茶所の松阪に呈茶の文化も定着すればよいと考えています。
蒲生氏郷公奉賛会の関係で滋賀県日野町の皆さんや 藩主と宣長の駅鈴の関係で観光文化交流協定を結んでいる島根県浜田市の方々にも呈茶を楽しんでもらいました。
11月7日 今日は国際交流員のタウンゼンド・ノアさんの訪問を受けました。
ノアさんは、アメリカで生まれアメリカで育ちました。とても上手な日本語を話します。「松阪の休日」ということで、松阪市の秘書広報課のInstagramの企画に協力してもらっています。
ノアさんおすすめの休日の過ごし方に旧長谷川治郎兵衛家を選んでもらいました。鈴の森公園や旧小津清左衛門家も映像に出ます。
市役所の秘書課のみなさんにもお世話になりました。番組とユーチュウブの作品が出来上がるのが11月下旬とのことです。番組名は「ピンポーン・ノア」です。とても楽しみにしています。
11月9日 旧長谷川治郎兵衛家を中心に1年間の映像を残そうと考えています。
これから、紅葉を迎える広大な庭園の様子をドローンなどで記録します。
今回、松阪市民病院の名誉医院長の小倉先生に協力をしていただき、試運転をしました。
2種類の機種を操作し、上空70㍍までホバリングなど見事な操作をしていただきました。
操作免許を持ち、年間500回以上の実績をお持ちの技術で4Kの映像を記録してもらいます。
今後の記録をご期待ください。
11月10日 「松阪もめんフェスティバル2019」がありました。
中心商店街では、松阪もめんに関する様々な催しがありました。旧長谷川治郎兵衛家でも「松阪木綿手織り伝承グループゆうづる会」の作品展示を行いました。
松阪もめんで作った打ち掛けや花などや夏に子どもたちが参加して作った叩き染めのハンカチも展示しました。
松阪市ブランド大使でソニーミュージックアーツ所属のモデル・タレントで主要SNSの総フォロワー数100万をこえ、同世代の根強い支持を集める「りかりこ」さんにも来て貰いました。
大蔵の千両箱を持ち上げることに挑戦してもらうなど、松阪もめんの着物を着て見学をしてもらいました。
少し色づき始めた庭園でも、多くのファンに囲まれました。日々活動の幅を広げているお二人の益々の活躍を期待します。
11月10日 旧小津清左衛門家の離れ座敷で第3回目の「古文書入門講座」を持ちました。
講師は、門 暉代司松阪歴史文化舎理事長です。旧小津清左衛門家の蔵の展示室で資料を見ながら丁寧に説明をしてもらいました。
向座敷では、裏千家の誓約書や長谷川治郎兵衛宛ての千宗旦や千宗左氏の書状を読みました。また、表千家と裏千家の相伝の種類についても学びました。
11月12日 東海テレビ・BSフジテレビの取材がありました。羽田美智子さんと津田寛治さんに来てもらいました。
「おかげさま! 令和最初のお伊勢さん」という番組で新たな魅力スポットとして紹介してもらう予定です。
新元号施行をきっかけに、より注目度が高まっている伊勢神宮ということで一泊二日の旅を提案する番組だそうです。
放送日時は、BSフジ(全国ネット)12月14日(土)午前6:00~6:55分。
東海テレビは、12月21日(土)午前10:30~11:25分とのことです。
今日は、朝から菊の展示もしました。菊愛好会の後藤会長からお借りしました。どれも見事なものです。
ポケットパークで金賞や銀賞を取った作品もあります。
沢山の花が並べてあります。よろしければ、ご来館ください。11月下旬までがみごろです。
11月18日 東京日本橋の小津和紙さんにお邪魔しました。
データーをお貸した旧長谷川治郎兵衛家所蔵の「東都大伝馬街繁栄之図」が迎えてくれました。
等身大にした人物2人は、撮影スポットになっていました。海外の方もここで写真を撮っていかれるとのことでした。
「日本橋公会堂」でお話をする前に少しの間、寄りました。
11月20日 鴨(カモ)が、旧長谷川治郎兵衛家の庭園の池に3羽来ました。
昨日の夕方からとても冷え込みました。特徴から軽鴨(カルガモ)のようですので、海外から飛来したものではないようです。
水草があったり、まだ 水生生物がいます。今まで多いときには10数羽もこの池で過ごしたことがあったそうです。
人が近づくとスーット遠ざかりますが、静かに観察すると、優美な姿を見ることができます。これから、楽しみが増えました。
11月21日 外国人観光客誘致策として、高等教育機関との連携で地域の人口減少防止や活性化を促す「高等教育コンソーシアムみえ」から提案を受けての開催です。県内の大学に通う留学生に呈茶体験をしてもらいました。
松阪市茶道協会の後藤会長にお世話になりました。お茶を味わうことの意味や歴史を説明してもらいました。松阪市観光協会の「モニターツアー」です。
大蔵の展示場では、蒲生氏郷の茶杓や裏千家の家元さんからいただいたものに関心を示してくれました。
留学生9人の中から力自慢の人たちが、千両箱の重さに挑戦しました。
11月22日 今日は、庭園の池の鴨(カモ)が増えました。
なんと、9羽です。これからもまた増えそうです。
水の中は冷たいはずですが、元気にかわいい姿を見せてくれます。
一斉に行動する姿が愛らしいですね。ぜひ、一度 旧長谷川治郎兵衛家まで足をお運びください。
11月23日 魚町1丁目の山の神の行事を旧長谷川治郎兵衛家で行いました。
本居宣長の「日記」に見られるように魚町1丁目の山の神は宝暦9年(1759年)の江戸時代には成立していました。
旧長谷川家の庭園に移されたのは明治になってからですが、今日はその山の神を魚町一丁目の人々が集まり、朝8時から始めました。
朝のお祈りが済むと午後3時からみかん撒きをするといいます。以前は、たくさんのお子さんがいて、この庭園で宝探しをした時があったそうです。
現代のみかん撒きの様子です。昔も今も楽しく過ごしました。この辺りは、明治まで魚町一丁目の山の神神社があった向かいのところです。
掛軸の箱の中に宇田荻邨(てきそん)の「魚一山神社真景図」は長谷川本家から寄進を受けたとありました。
魚町一丁目の所蔵する荻邨の「魚壹(いち)山神図」(箱蓋表墨書)です。正式には
「大山祇命(おおやまづみのみこと)境内之図」といいます。
11月23日 お天気がよく、風もなかったので旧長谷川家の稲荷神社の飾り付けを再現しました。
山の神で祠を開けたということもあります。
鮮やかな色の提灯の保存状態がしっかりしていました。
旧長谷川治郎兵衛家の12代、長谷川可同さんかが描いた絵馬です。明治18年の日付が入っています。
11月24日 今日は、「秋の夜長の雅楽の調べ」のコンサートを行いました。
外は、満天星躑躅(ドウダンツヅジ)の葉が色づき、楓(カエデ)の葉が少し紅葉していました。
大阪の一般社団法人雅楽寮 日本雅友会の皆様に来ていただきました。
曲目は、「平調音取(ひょうじょうのねとり)」「催馬楽伊勢の海(さいばらいせのうみ)」「越殿楽残楽三返(えてんらくのこりがくさんべん)」「大きな古時計」「もののけ姫」でした。
楽琵琶(がくびわ)、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)など楽器の由来とそれぞれの音を単独で鳴らしてもらい理解が進みました。しばし、優雅な時間を楽しみました。
宮内庁式部職学部が継承する正統雅楽を民間の立場からより多くの人々に普及・啓発し雅楽を通じて日本の伝統文化を学んでいただきたいと活動をしています。
11月26日 旧長谷川治郎兵衛家の庭園もそろそろ紅葉の彩りが鮮やかになってきました。
この石の上の紅葉も色付きました。また、風情のある姿になってきました。
青空でないのが残念でしたが、とても綺麗です。
満天星躑躅(ドウダンツツジ)も鮮やかです。
11月27日 原田二郎旧宅の「松阪菊」も盛りです。
原田旧宅の松阪三珍花保存会の「松阪菊」です。こちらは入館料が入りませんので、ぜひお立ち寄りください。展示は12月1日までです。
庭の南天(ナンテン)の実も真っ赤になって、とても綺麗です。
11月28日 旧長谷川治郎兵衛家の池の鴨(カモ)が、17羽に増えました。
最初の3羽から、今日の朝には沢山増えました。安心できる広さと餌があるからでしょうか。
人が近づくとそーっと遠ざかりますが、飛び立ちません。回遊式になっていて遠くにまわれるからでしょう。
山茶花(サザンカ)の花も沢山咲いています。