御城番屋敷は、国の重要文化財です。松坂城を警護する「松坂御城番」という役職の紀州藩士20人とその家族が住んだ武家屋敷です。現存する江戸時代の長屋形式の建物の中では最大規模のものです。また、「苗秀社」は、明治に上記の方々が資産を永続的に活用するために創った組織です。この写真は、「三領役人衆姓名録」で御城番としての待遇や役宅の建設などが記されています。
「南龍神社扁額」は松坂城本丸跡に創建されました。紀州藩最後の藩主徳川茂承(もちつぐ)揮毫のものです。その左は、帰参が叶(かな)った時に長保寺14世海弁上人が一人ひとりに送ったものです。
本年度、学芸員等が取材・調査をした和歌山の「田辺(たなべ)与力」ゆかりの地です。
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