今回は、同朋大学仏教文化研究所 千枝大志氏です。「羽書(はがき)と呼ばれた近世紙幣と伊勢・松阪」のテーマでお話をしていただきました。
「羽書」とは伊勢地方で使う方言で、「銀札」や「藩札」のことだそうです。
貴重な現物も持参していただき目の当たりで見せていただきました。
伊勢山田で発行された「山田羽書」は日本最古の紙幣といわれ、欧米より古い紙幣とのことです。
経済力の強いこの地域は、「松坂銀札」を生みます。紀州徳川家の命で三井家や長谷川家・小津家・長井家・殿村家など松坂に拠点もつ有力商人に藩札を発行させました。信用があり当初の予定より、広域で流通したそうです。
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